70歳代男性
肩の痛み、手が挙がらない、肩の力が入りにくい
歩行中に転倒し左肩を強打。その後、強い痛みと肩が挙がらなくなり来院。
エコー、MRIなどを用いて腱板損傷と診断されリハビリを開始。腱板損傷とは、肩深部の筋肉が切れた状態である。
理学療法士は痛みの原因、手が挙がらない原因を探した。原因は手を挙げる際に必要な筋肉の損傷による筋力低下、また肩を無理に動かすことで切れた筋肉を刺激していることで痛みが出ていると考えられた。
治療開始
1:痛みの無い姿勢のアドバイス(生活指導)
2:肩関節可動域訓練
3:腱板トレーニング
※この症例は1例で、病状によっては長引くこともあります。
治療結果
肩深部の筋肉(腱板)が切れて、痛みが長引く場合は手術が必要となる場合がありますが、理学療法と肩のトレーニングを行った結果、3ヶ月弱で痛みが無くなり、リハビリ後は日常生活に支障のない肩の機能まで改善しました。
※比較的若い方は手術が必要となることがあります。